レオ日記 第4話 ノミ

我が家にやって来たばかりのレオは、それはそれは愛らしく、ちっちゃくてふわふわでしたが、拾われて来たせいかとっても臭かった・・・。
それでも、洗えば匂いは消えます。しかし、洗っても落ちないものがあったのです。
それは、ノミ!
やたらに痒がっていたので、毛をかき分けて見てみると、いるわいるわ。
おっきくて動きが鈍いのが女の子のノミ。ちっちゃくてすばしっこいのが男の子のノミ。ノミの夫婦とは正にこの事か!って感じでした。
初めの内は、私も知識が無かったので、ノミ取りシャンプーでなんとかなるだろうとタカを括ってました。
しかし、このノミ取りシャンプーってやつは、ノミを気絶させるだけで、別に殺す訳ではないんです。それに、ノミってやつは、気絶してもしっかりと毛に絡み付いていて離れない。暫くするとまた元気に活動を再開する訳です。
その次に活用したのが、ノミ取りグシでした。
ちっちゃなノミも逃さないように、目の細かいクシで、すくったノミが逃げないようにカバーが付いているんです。
それでも、うかうかしているとノミは逃げるんです。わずかな隙間をかいくぐって。
そんなノミに、なんども顔面を直撃されました。だからその前に、洗剤を溶かした水の中に入れて、ノミを溺れさせなければならないんですね。トホホです。
だけど、そんな細かい作業はすぐに嫌になってしまいます。そんな事をしている間にもノミはどんどん増えていく...
ある朝、レオが寝ていた辺りに小さなノミの糞が散らばっているのを見て、これはもう私の手には負えないと思い、結局動物病院に連れていく事にしました。
CMでもやっていたけど、”フロントライン”っていう薬を首根っこに塗布します。
ここは、ネコが舐められない場所だし、効果は一ヶ月持続します。おかげで、暫くするとノミは完全にいなくなりました。万歳!
しかし、このノミ騒動は、これだけでは終わらなかったのです。
この後、私はとっても恐ろしいモノを発見してしまったのでした・・・。

つづく

追記:1999年のお話です。今はもっと優秀なノミ駆除のお薬や方法があります。

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