レオ日記 第6話

「反省文」 内海レオ
こんにちは。
ボクはレオ。
いつも御主人が僕の恥ずかしい事ばっかり書いてくれちゃって、まったく失礼しちゃう
よ。
なにも、”キセ-チュ-”の事まで書かなくても・・・。
ほんとは、いっぱい抗議してやりたいんだけど、横で御主人が僕の事を監視しているか
らね。
なんで今回は「反省文」かというと、今週のボクがいっぱい悪い事をしてしまったから
なんだ。
御主人曰く、「たまにはレオのかわいいお話しを書いてあげようと思ったのに、もう怒った!謝りなさーい!」ってカンカンなので、ボクは仕方なく反省文を書く事にしたんだ。
最初にした悪い事は、遊びに夢中になっていて飲み水のお皿をひっくり返してしまった
事。
ゴミ箱の中のティッシュを拾ってサッカーをしていたら、思わず我を忘れちゃってさ、思いきりお皿に突進してしまったんだ。
そしたらものすごい音がして、辺り一面びしょびしょになっちゃった。
ボクはびっくりして押し入れの中に隠れちゃったけど、何やら戸棚の中まで水が侵入してしまったらしく、御主人がぶつぶついいながらも片付けてくれたんだ。
その時の御主人はそんなに怒っていなかったんだけどね。
その次にやったのがエサ袋バリバリ事件。
最近のボクは、押し入れの中が大好きで、御主人はいつも押し入れをちょっとだけ開けてボクが出入りできるようにしてくれているんだ。
押し入れの中のお布団の上で昼寝するのは、暗くてひんやりしていて最高さ。時々昼寝の途中で御主人が顔を覗かせ、「ドラエモン!」っていうんだけど、あれはどういう意味なんだろうね。
それはともかく、押し入れの中にはいろんなものが入っている。洋服やカバンやスーツケースなんかも。そして、ボクが大好きなカリカリご飯が入った袋もね!
カリカリご飯の一番おいしい食べ方って知っているかい?
それはね、お皿なんかに入れちゃダメなんだ。袋に入っているのをバリバリに破って食べると、そりゃもう格別さ!
その日、御主人が寝静まった後、押し入れの中に隠してあったカリカリを僕は思う存分堪能したんだ。あれはほんとにおいしかったね。何しろ袋が2つもあって、バリバリする楽しみも2倍だったからね。
ところが、翌朝起きた御主人はカンカンだった。
押し入れ中に散らばったカリカリの油が、板に染み付いて取れなくなっちゃったんだってさ。
ボクは忘れていたんだ。寝起きの御主人はそれはそれは機嫌が悪いって事をね。あの時の恐怖ときたら!
・・・恐ろしくて言えないです・・・。
それでも、その日お仕事から帰って来た御主人は、いつもの通り機嫌が良かったんだ。
「ただいまー」って言って、いつも通りにボクをなでなでしてくれたよ。
でもね、御主人がほんとに爆発したのはその後だったんだ。
また押し入れの話に戻るけど、あの中にはボクのトイレで使っている砂のストックも入っているんだ。
御主人が留守の間、つい袋を開けちゃって、そしたら中の砂がどんどん出て来ちゃったんだ。
 朝の事もあったから、御主人が帰るまでになんとか片付けようと思ったんだけど、触れば触る程砂は部屋中に広がっていっちゃうんだ。
でもね、絶対怒られると思ったから、その上ではオシッコしなかったんだよ。偉いよね。
御主人は「部屋が砂浜・・・」とかブツブツ言いながら、30分位かけて砂をきれいにしていた。
ほんとはボクだってお手伝いしようと思っていたんだよ。でもね、ボクのだいっきらいな”ソ-ジキ”ってやつがブイーンって唸るんだもん。あれじゃ近付けないよ。
その日は、御主人一言も口をきいてくれなかった。ボクがゴメンネって謝りに行っても怒りのオーラを全身から発しているから恐くて近寄れなかったんだ。
今はもう、いつも通り仲良しだけどさ。
でも御主人、あんまり恐いと誰もお嫁にもらってくれな・・・キャー!!!