レオ日記 第7話 鈴と脱走との関係

我が家のレオには鈴が付いています。
ハッキリ言ってネコにとっては、邪魔でうるさいものでしかないと思うのですが、これは必要に迫られてやっている事だから、許してね、レオ。
ネコは気配を消して忍び寄り、いつの間にか足下に座り込んでいる事がよくあります。そして稀に、そんなネコに気付かずに踏み付けてしまったり、つまずいてしまう事もあるのです。ネコの10倍はある体重の人間が降ってくるのですから、ネコとしては堪ったものではないでしょう。鈴は、そんなネコの居場所を知らせてくれる、我が家の必需品なのです。
がしかし、鈴にはもう一つの役割があるのです。
完璧な家ネコとして育っているレオにとって、外の世界は未知なもの。そして、なんだかワクワクしてしまうものなのです。ほんのちょっと窓を開けた隙に、チョロチョロっと脱走してしまうのです!
そして、外の世界には、車や野良猫ボス猫病気に寄生虫猫さらいなど、危険な事がいっぱい!
そんな世界に飛び出した大切な箱入り猫を、いかに素早く探し出し、誰にも気付かれずに捕獲するかが重要なポイントなのである。
最初の頃の脱走は、ニャンニャン鳴きながら落ち葉と戯れたりしていたので、比較的すぐに捕まえる事ができたものです。(BGM 子猫物語)
しかし、数回の脱走で要領を得たレオは、気配を消し、物陰に隠れて追跡の手をかわす事を覚えてしまったのです!そんな時には、おもちゃと食べ物で誘き出し、鈴の音を頼りに捕獲に向かいます。
先日、窓を開けてPCをいじっていたら、外から鈴の音が聞こえてくるではないですか。網戸を閉め忘れたせいでレオが脱走し、夜の散歩としゃれ込んでいるようです。
慌ててベランダに出て見渡すと、同じマンションの友人宅のベランダから鈴の音が!急いで電話をかけ、救助に向かいました。
友人の証言によると、窓を開けるとレオがいて、何ごともなかったかのように部屋に入って来て探検して回っていたそうです。ちなみにこの友人の家では、ハムスター2匹とウサギが1羽飼われているのです。・・・レオの獲物にされなくて良かった・・・。

追記:2000年のお話です。当時は脱走対策がゆるゆるでしたね。今はもっとしっかり対策してます。

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