レオ日記 第112話 レオの受難

先週木曜日、レオの背中にしこりを発見してしまいました。
肩甲骨よりやや下の背骨沿いで、よく伸びる猫の皮膚や肉と一緒につまむ事ができます。
数ミリ程の大きさなので、旦那さんには初めよく分からなかったくらいのしこり。
嫌な予感がしたので、すぐにネットで情報を集め、かなり悪い覚悟をしつつ土曜日に病院へ。
診断の結果、やはり繊維肉腫、要するに癌であるということで、昨日急遽摘出手術を行ってもらいました。

病名は、ワクチン関連肉腫というもので、猫を病気から守る為のワクチンが、皮肉な事に原因と言われているそうです。
簡単に説明すると、ワクチンに含まれる成分(アジュバント)が接種部位に長く留まって(それでワクチンの効果が上がる訳だけど)、それに免疫が過剰反応を起こした結果癌化してしまう、というものだそう。
前回レオがワクチンを打ったのは、先月の30日。
発見が早期だったのが不幸中の幸いかな?

この病気にかかるのは、1,000~10,000頭に1頭の発生率らしいので、レオは本当に運が悪かったとしか言いようがないです。
しかも、ワクチン接種の回数が多ければ多い程発生率も高く、毎年まじめに予防接種を受けさせていたのが完全に裏目に出てしまいました。

まだそのメカニズムに不明な点も多いらしいのですが、この病気を予防する為には、ワクチンの種類や接種回数そのものを見直したり、同じ場所に複数のワクチンを打たない事、ワクチンを背中に打たない(切除が大変らしい)という事が上げられるそうです。
今まで気軽に受けさせていたワクチンですが、メリットもデメリットもあわせてもっと真剣に考えてあげないとと、深く反省。
(私は専門家ではないので、詳しい事が知りたい猫好きさんはきちんと調べてみて下さいね)

練馬区に住んでいた頃お世話になっていた獣医さんは、「注射で何か起こるといけないから」と、毎年の予防接種でも前年と違う部位に接種してくれていました。
カルテを見て、今年は右のおしり、次は左のおしり・・といった具合に。
ところが、引っ越し後に通い始めた獣医さんは、毎回躊躇なく背中(肩甲骨付近の皮がよく延びる場所)に接種していたのです。
多分に運もあるので獣医さんの責任とは言い切れませんが、この病院はいつ行ってもお客さんが少なかったり、昨年の健康診断の血液検査では電話で異常の有無を知らせてくれるだけで、データそのものをもらえなかったりで大分不信感がつのってしまっていました。
それでも、予防注射くらいなら大丈夫だろうと通い続けた結果がこれなので、今回は思い切って別の病院にて治療してもらう事にしました。

新しい病院は、動物病院としては外観がかなりゴージャスで、旦那さんと「セレブしか行かなそうだよね。治療費も高そうだよね。」なんて話していたのですが、ネットで調べたら意外と評判がいいらしく、家から近い事もあって思い切って行ってみる事にしました。
結果は、当たりだったかもしれません。(まだ2回しか行ってないから確実ではありませんが)
まず、どの時間帯でも患蓄がとても多く人気がある病院である事。
待ち時間が長いという欠点もある訳ですが・・・。
でも、手術の数も多く=経験値も高そう、という訳で、その点でも安心して任せられるのでは?と思いました。
また、スタッフの数が多く、設備がとても充実していた事も決め手になりました。
初診でしこりの事を伝えると、その場ですぐに細胞診を行って、私達にも顕微鏡画像を見せながら細胞に異常が見られる事等を詳しく説明してくれました。
また、このケースは悪性腫瘍である可能性が非常に高いので、すぐに周囲の組織と一緒に大きめに切除する事、切除したものを病理検査に回す事などを説明され、今回の手術に踏み切った訳です。
幸い、早めに見つけたおかげで他の組織にも癒着しておらず、比較的簡単に手術ができるので、日帰り入院で済むとの事でした。

で、術後の画像がこれ。
四角く毛狩りをされ、背骨に沿って楕円形に4~5センチの肉片を切除しました。
撫でてもらうのが大好きな場所なので、しばらくここに触れてあげられないのが不憫です。

術後のレオ

昨日の手術を無事に終え、レオにはかなりストレスがかかってしまいましたが、癌の治療は早期に行ってしまった方が安心なので仕方がないですね。
まだ8歳なので、これから先もっと長生きしてもらいたいですから。
手術で不安な思いをしたせいか、帰宅後まだ麻酔が完全に醒めていない頃からやたらと甘えたがっていました。(麻酔で体が云う事をきかない状態で、恐くてウロウロヨロヨロしている様子が、これまた哀れでした。)

先月は予防接種、今月は手術を受けた上しばらくは恐怖の病院通いが続くし、来月には私が出産してレオの超苦手な赤ちゃんがやって来てしまう。
今年はレオにとって、まさに厄年といったところでしょうか。
今まで以上に可愛がってあげないと!
週末には病理検査の結果が出て、今後の治療方針等が決まると思います。
再発も転移もせず、レオが健康に長生きしてくれますように!